実践ワクワク経営 ベトナム起業

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著者:蕪木優典
発行:東方通信社
定価:1400円+税
「チャイナ・プラス・ワン」の機運が高まるなか、ベトナムが注目を集めている。人口構成比のバランスがいい上に人口も市場も拡大傾向にあり、生産拠点としても市場としても大きな可能性を秘めているからだ。また、ベトナム人の多くが親日的であるということも注目されている理由のひとつになっている。
本書はそんなベトナムで日本人初の公認会計士資格を取得し、日系初の会計事務所を立ち上げて業界トップクラスの規模に育て上げた著者による「ベトナム奮闘記」。日系企業がほとんど進出していない頃からベトナムでビジネスを展開してきた著者の語りには実に説得力がある。また、巻末付録のQ&Aは著者のもとに寄せられたベトナムビジネスに関する質問とその回答をまとめたものだが、これも実にタメになる。進出企業がどのようなことに悩み、それに対してどのような解決策があるのかが一読すればわかるようになっているので、ベトナムビジネスを検討している人、はじめたばかりの人には是非とも手に取ってほしい。
後半ではリーマンショックを機に辿り着いた「実践ワクワク経営」を活用した経営手法も紹介されている。ちなみに、このワクワク経営とは利益や資産だけでなく、組織資産(ワクワク)や人的資産(イキイキ)、顧客資産(ニコニコ)も重視する経営手法で、㈱バリュークリエイトの三富正博氏が自身の経験をもとに確立したもの。著者はこのワクワク経営を取り入れることの重要性を説き、海外ビジネスの新たな〝あり方〟を提案している。

学苑報

On 4月 23rd, 2012, posted in: 学苑報, 雑誌 by

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キャンパスライフ誌『学苑報』 は、2005年9月29日、「第1回日中友好の声全中国日本語弁論グランドチャンピオン大会」を記念して、中国で創刊されたフリーペーパーです。
本誌は、中国の方たちに、日本をよりよく理解してもらうため、中国日語教学研究会(教育部高等学校教育司文科処所管)を中心に組織した編集委員会(総括事務局は東方通信社)が編集しています。中国では海外メディアの参入が厳しく制限され、出版コードの発行は認められていません。しかし本誌は、過去の日本語弁論大会の開催実績が認められ、タイアップ記事(インフォマーシャル)による発行・配布ができるようになりました。
これまで不定期に5号まで発行してきましたが、好評につき定期刊行化を目指しています。
本誌の内容は、駐在中国人ジャーナリスト(記者)たちによる企業レポートや経済ニュース、中国人留学生による大学紹介、中国人ビジネスマンによる自社レポートなどが中心です。
そして、中国日語教学研究会が日本語教育を実施している全国約360余の大学に、講義の副読本として手渡し配布しています。読者からは「最新の日本事情がわかる」「日本で活躍している中国人に勇気づけられた」という声をいただいております。

媒体概要
【創刊】  2005年9月29日
【判型】  A4判変型 オールカラー
【部数】  10万部 (日本語教育を実施している中国の約300大学で配布)
【発行・編集】  『BAN★RAI学苑報』編集委員会(中国日語教学研究会、中国教育部高等学校外語専業教学指導委員会日語組、天津外国語学院、中国国際広播電台、日中青年交流中心)
【総括事務局】 東方通信社
【表記方法】  中国語と日本語の2カ国語

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