これからのベトナムビジネス
ベトナムはドイモイ政策、世界貿易機関(WTO)への加盟を経て、着実に経済成長を遂げ、今後はTPPへの加盟でますます成長するといわれています。現にピーターソン国際経済研究所の調査ではベトナムの主要輸出品である衣料品の利益が2025年までに46㌫増の1650億ドルになるとされているなど、世界中から熱い注目を集めています。また、約9000万人という膨大な人口は市場としても大いに注目されています。そこで、本書ではベトナムビジネスに精通した著者陣が、ベトナムの過去、現在、未来を俯瞰し、いまベトナムビジネスに必要なビジネスポイントをピックアップ。ベトナムの経済成長の歴史を辿った後に、ベトナムの現状ベトナムビジネスの秘訣を現地目線でレポート、さらにはベトナムで積極的にビジネスを展開する東急電鉄やエースコック、ブレイクフィールド社などの事例を紹介しながら、現在のベトナムにおけるビジネスチャンスを浮き彫りにしていきます。また、最終章では今後のベトナムのトレンドを予測し、向こう10年、20年先のベトナムビジネスのポイントやビジネスチャンスを占っていきます。ベトナムビジネスにかかわっている方、これからベトナムビジネスを検討しようとする方にとって必読の一冊です。
◆著者:蕪木優典、實原享之、工藤拓人、チャン・ グエン・チュン(共著)
◆著者代表:蕪木優典(I-GLOCALグループ代表)
〈プロフィール〉
1972年生まれ。94年慶応義塾大学経済学部卒業。96年朝日監査法人(現あずさ監査法人)に入所。2000年アンダーセンベトナム(現KPMGベトナム)に出向し、以来、ベトナムでのビジネスに携わる。同年、日本人で初めてベトナム公認会計士試験に合格し、ベトナム公認会計士登録。03年ベトナム初の日系資本会計事務所(現アイ・グローカルグループ)創業。2010年、カンボジア初の日系資本会計事務所創業。2011年カンボジア会計士協会に会計士登録。日本、ベトナム、カンボジアを往き来しながら「ワクワク経営」を実践中。 バリュークリエイトパートナー。
◆目次
1章:ベトナムの経済発展史
2章:ベトナムビジネスのポイント
3章:ヒートアップする不動産市場
4章:中間層の拡大とともに輝く日系企業
第5章:ベトナムの未来を占う
巻末付録:ベトナムビジネスQ&A
○ISBN 978-4-924508-21-7
○四六判/並製
○定価1400円+税