「失敗からわかる」アジア進出
数々の失敗事例からアナタの会社がアジア進出で成功する道が見えてくる!!
領土問題などで日中関係が危ぶまれるなか、中国一極集中ではない「チャイナプラスワン」という戦略が注目を集めています。
本書はその先駆者でもある池田博義氏によるものです。池田氏は中国進出19年、アジア全土の従業員500名、アジア進出中の顧問先3200社超、アジア進出のコンサルを日本でもっとも多く手掛けるマイツグループのCEO。尖閣問題の後は「クローズアップ現代」(NHK)、「NEWS ZERO」(日本テレビ)、「未来世紀ジパング」(テレビ東京)などで中国の現状を語り、反響を呼んでいます。
本書では中国、ベトナム、インド、韓国の4つの国の特色と進出にあたってのポイントを示しているので、「チャイナプラスワン」を思い描いたときに、自社がどの地域にどのように拠点を設けるべきなのかを把握することができるようになっています。また、第6章の「失敗を避けるためのチェックリスト」と巻末資料「ココで失敗 アジア進出の落とし穴」では進出の流れと国別の失敗事例をチェックできるようになっています。
これからアジア進出を目指す人、検討している人には是非とも手にとってほしい一冊です。
◆目次
第1章 中国進出のポイント
第2章 中国におけるケーススタディ
第3章 ベトナム進出のポイント
第4章 インド進出のポイント
第5章 韓国進出のポイント
第6章 失敗を避けるためのチェックリスト
巻末資料 ココで失敗 アジア進出の落とし穴
◆書籍データ
○書名:失敗からわかるアジア進出
○著者:池田博義(マイツグループCEO)
○ISBN:978-4-924508-10-1
○版型:四六版/並製
○定価:1500円(税込1575円)
CLマネジメントの時代~顧客満足経営からの脱皮~
著者:瀬本博一
定価:1400円+税
さまざまなビジネス本で頻繁に提唱されてきたCS(顧客満足)という概念。だが、著者の瀬本博一氏(本誌で「CLマネジメントの時代」を連載中)は「CSはともすると会社を潰してしまいかねない」と力説する。顧客満足を追求するあまり、顧客が求めてもいない過剰なサービスを提供し、それが経営破綻の引き金になってしまうことがあるというのだ。実際、顧客満足を追求して「良いものをより安く」に徹してしまったら、会社はいつかは潰れてしまうだろう。
では、CSに代わる新たな経営哲学はあるのか。瀬本氏はその問いに対して「CL(顧客信頼)こそが次世代の経営哲学だ」と答える。そして「企業はCSマネジメントを捨て、CLマネジメントを行うべきだ」と。
瀬本氏がいうCLマネジメントとは、顧客との信頼関係を構築するための取り組みのこと。それには経営者はもちろん、従業員全員が参加しなければならないという。また「顧客からの信頼を得ようとするだけでなく、顧客を信頼することも忘れてはならない」とも。そうして顧客との信頼関係を築くことができれば、自然とリピーターを増やしつづけることができるというのだ。だがこの場合、すべての顧客をターゲットにすればいいというものではない。自社の提供価値にマッチする顧客を選び、その顧客と信頼関係を構築していくことが重要だという。
もちろん、本書では顧客との信頼の築くために必要なポイントについても解説されている。たとえば「緊急性の高いソリューションビジネスや希少性の高い商品は、CLを得るために不可欠な要素となる」と。また、本書の後半では従業員との信頼関係を構築することの重要性やCL理念を継承するために不可欠な企業遺伝子の存在にまで論はおよんでいく。
たしかに、CL視点で提供価値や顧客との絆、社員との絆をつくっていくことができれば、企業は自然とイノベーションを繰り返すことができるようになるだろう。デフレ、円高がつづく今、CLマネジメントは多くの中小企業が生き残るための切り札になるのではないか。
北京ワクワク2012年版
編集:中国国際放送局(北京放送)日本語部
定価:1500円+税
中国国際放送局(北京放送)は中国のメディアの祖とも言われる国際放送局で、現在はラジオを中心に全世界で新聞やインターネット、テレビなどのメディアも手掛けている。本書はその北京放送が制作した中国語のテキスト。中国ビジネスや旅行などのシーンで大いに役立つ中国語会話や発音のポイントなどを網羅。一流アナウンサーによる音声CD付きなので、正しく美しい発音を学ぶことができる。初心者はもちろん、本場の発音を学びたい中国語学習者にもオススメの一冊だ。
だまされ続ける日本人
著者:竹下信之
定価:800円+税
「戦争は宣戦布告によって開始するのが世界のルールだ」
「第二次大戦以降の世界の戦争は宣戦布告を行っているはずだ」
「大日本帝国はアジア、世界の征服を目指して侵略を開始した」
「米国は戦争を終わらせるため、やむなく原子爆弾を投下した」
「東京、大阪、神戸などへの空爆も、米国にとっては苦渋の選択だった」
「『東京裁判』によって日本は再び平和を取り戻した」
「占領軍GHQは日本の将来のために『平和憲法』を提案してくれた」
「占領軍GHQは『教育勅語』を廃止し、新教育体系をつくってくれた」
「戦後は米国政府の指導で『平和で自由な日本くり』が着々と進んだ」
「自衛隊は平和憲法に矛盾しない範囲で設立された組織だ」
著者はもともとこういった認識を持ちながら、当たり前のように生活を送ってきた団塊世代。しかし、これらの事柄が〝幻〟にすぎなかったことを知り、ショックを受けながらも情報収集を開始。そして、その成果を本書に記し、われわれ日本人の誤った認識を指摘しながら、戦後、日本の教育体制がいかに歪められてきたかを示唆する。そして、アメリカ政府の戦略や年次要望書がいかに日本経済を弱体化してきたかを説明しつつ、「日本再生」への提言を述べる。まさに、だまされ続けた著者の熱い想いが込められた書だ。
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