持続的成長のための経営・財務合体 これからの時代の経営の「あり方」
〈内容説明〉
企業の持続的成長に必要なものは何か―。高度経済成長期からバブル崩壊まで、それは規模拡大であると信じられてきました。しかし、今の私たちはバブル崩壊、リーマン・ショックなどを経てそれがかならずしも持続的成長につながるとはかぎらないと知っています。では、今の時代に持続的成長をはたしていくには何が必要なのでしょうか。そのひとつの答えが、本書で紹介する「経営・財務合体」という考え方です。「経営」と「財務」を合体させるには、従業員全員が心をひとつにして、企業の想いや理念を大切にしながら、それに即した適正な財務体質をつくらなければなりません。と同時に、それらをきちんと世にアピールしなければなりません。本書では「経営」と「財務」を合体しなければならない時代背景、そして「経営」と「財務」を合体させるためのノウハウ(「見えない資産」を活用したワクワク経営、統合報告書の活用方法)などを紹介します。
〈著者略歴〉
蕪木優典(かぶらぎ・ゆうすけ)
アイ・グローカルグループ代表
1972年生まれ。94年慶応義塾大学経済学部卒業。96年朝日監査法人(現あずさ監査法人)に入所。2000年アンダーセンベトナム(現KPMGベトナム)に出向し、ベトナムでのビジネスに携わる。日本人で初めてベトナム公認会計士試験に合格し、ベトナム公認会計士登録。03年ベトナム初の日系資本会計事務所(現アイ・グローカルグループ)創業。日本、ベトナム、カンボジアを往き来しながら「ワクワク経営」を実践中
後藤 悠(ごとう・はるか)
(株)ファイブテン コンサルティング代表取締役
1977年生まれ。2000年に東京女子大学を卒業し、外資系企業のモトローラ(株)で通信の研究開発に携わる。05年外資系のソフトウェア会社から日本市場拡大のメンバーとして誘われ、経営管理コンサルティングおよび法人営業活動に従事。10年4月に(株)ファイブテン コンサルティングを設立。現在は経営管理・連結会計を主軸に企業経営に関するコンサルティングを展開
山﨑恵美(やまざき・えみ)
1983年生まれ。2007年慶応義塾大学商学部卒業。同年あずさ監査法人に入所。10年より私立大学での公認会計士・税理士コース非常勤講師、会計事務所職員、一般社団法人での震災復興支援コンサルタントを経て、12年2月よりミシガン大学グローバルMBAコースに留学。MBA取得後、(株)バリュークリエイト日本にて2ヵ月間のインターンを経て、現在は大手会計事務所で日本企業の海外進出支援に携わる
佐藤宏樹(さとう・ひろき)
1984年生まれ。2007年東京外国語大学ベトナム語専攻卒業。在学中にベトナム留学と同時にベトナムにてスモールビジネスの立ち上げを経験。同大学卒業後、(株)三菱東京銀行に入行。11年同行退社の後、日本/米国公認会計士資格を取得し、大手監査法人系財務アドバイザリーファームにて事業再生支援業務に従事し、事業/財務デューデリジェンス、中期経営計画の策定・検証、資金調達支援などに携わる
定価1200円+税