キャリア教育で「人間力」が伸びる 「タイに子ども用車椅子を届けよう!」プロジェクトが示す新たな教育スタイル

On 5月 22nd, 2015, posted in: キャリア教育で「人間力」が伸びる by

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〈内容説明〉
著者の小泉京美・相模女子大学准教授は元CAというキャリアを生かして、観光やホスピタリティについて指導する一方、学生のキャリア教育、とりわけインターンシップをはじめとした体験型授業に力を入れており、本書ではキャリア教育の重要性とその活用方法を紹介しています。

その一例として取り上げるのは地域貢献度JATA(一般社団法人日本旅行業協会)主催の2011年学生国際交流プロジェクト「世界はひとつ。日本の「ARIGATO」を伝えよう!」プロジェクトで優秀賞を受賞した「タイに子ども用車椅子を届けよう!」プロジェクト(小泉ゼミが企画運営)。

タイに子ども用車椅子を届けるというボランティア活動を通して、体験型授業の効能とそれを効果的に機能させるためのポイントなどを紹介します。学生と企業の就職におけるミスマッチが叫ばれるなか、新たな大学教育のあり方を考えることができる内容になっておりますので、教育関係者はもちろん、学生やその親御さんにも参考にしていただきたい一冊です。

〈著者略歴〉小泉京美(こいずみ・きょうみ)

東京生まれ。明治学院大学法学部卒業。日本航空㈱に客室乗務員として入社。国内・国際線の先任客室乗務員として機内業務統括、外国人の訓練教官などの業務に従事。

フライト業務のかたわら、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科で経営学修士課程修了、MBA取得。2010年退社。現在、相模女子大学学芸学部英語文化コミュニケーション学科にて、准教授として観光・ホスピタリティ産業、キャリア教育を担当する。企業の人材育成を研究し、企業の社員教育の講師も務めている。

著書は『企業価値創造の経営』『経営戦略ケース集』『海外駐在員のための教科書』『タイで起きる問題と解決のための教科書』『タイをもっと知る なるほど豆知識』(いずれも共著)など多数。

〈目次〉

第1章 キャリア教育のあり方

第2章 インターンシップとゼミ活動

第3章 求められるグローバル人材

○定価1500円+税